音楽なら入れ食いですが何か?

野良ネコ音吉のジャンル破壊音楽ブログ

ジャズ

ミュージシャンに大人気のミュージシャン ゲイリー・ハズバンド

2018年8月1日は、音吉と妻さんにとって忘れられない日となりました。名古屋のジャズ・クラブ「STAR EYES」で、ゲイリー・ハズバンド(Gary Husband, 1960 - )のソロ・ライブを観る機会に恵まれたからです。 当日の夕方は曇っていて風も吹かず、むっとする…

ハービー・ハンコックで聴くクロスオーバー、フュージョン、そして今

音吉が10代の頃(1970年代)は、洋楽ポップスの世界、特にジャズの世界が大きく変わろうとしていた時代でした。今回は、この変化をジャズ・ピアニストで作曲家、そしてプロデューサーでもあるハービー・ハンコック(Herbie Hancock, 1940 - )の音楽を通じて…

チェット・ベイカー 人生の痛みに寄り添う音楽

2015年に公開された映画『ブルーに生まれついて BORN TO BE BLUE』をご覧になった方はいますか? ウェストコースト・ジャズを代表するトランペッターでヴォーカリストのチェット・ベイカー(Chet Baker, 本名:Chesney Henry Baker Jr., 1929 - 1988)の生涯…

国分寺トーク・ライブとデューク・エリントンの『イスファハン』

先日(7月19日)国分寺のライブハウス「Art and Jazz M's」で、東京外大教授でジャズ・トランペッターの伊勢﨑賢治さんと現代イスラム研究センター理事長の宮田律のトーク・ライブがありました。 ジャーナリストや市民活動家、学者、評論家の有志が出資し「…

ルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』

www.youtube.com 音吉が中学生になって買ってもらったいちばん高価なものは、ソニーのマルチバンド・ラジオでした。スカイセンサー5500(ICF-5500A, 1973年発売。\18,800)といって、上位機種のスカイセンサー5800(ICF-5800, \20,800)とともに当時の日本に…

ビリー・ホリディの『奇妙な果実』

音吉が少年だった頃の日本は高度経済成長期の真っ只中。そしてマスコミから伝わる海外のニュースは米国一色でした。ケネディ大統領の暗殺やベトナム戦争などなど、印象深いニュースだけでもキリがないほどですが、キリスト教徒だった両親の関心事に強い影響…